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影響の差分

国の方々が一貫して言うのは、「放射線の直接的原因による病気や死亡は心配するほどのものではない」ということである。

その主張がまとまっている動画があったので、ここに示しておく。
福島とチェルノブイリ~虚構と真実~

政府の説明と寸分たがわぬ説明である。

「明確な証拠は甲状腺がん以外認められない」

ということだ。
要約すれば

「チェルノブイリにしても、当初予想されていたよりもかなり少ない被害ですんだ。放射能の影響は当初考えていたよりもずっと安全なものだった。これからは、科学者と国民とのコミュニケーションを密に行い、放射能の誤解を正しく認識していうことが大事だ。」
という内容である。

ああ、そうか。そういうことか。
エビデンスが無ければ「認めない」。
エビデンスがあるのは甲状腺がんだけ。
だからそれだけは認める。
リクビダートルの白血病や白内障は放射能との因果関係が「認められない」。
直接的に認められる50人以下だ。
だから安全だ。

・・・ということか。

認めなければ存在しないのか。おかしな話だ。では、チェルノブイリ周辺で放射能に関係なく病気を発症した統計でも出してくれよ。

この主張と、以下の動画に示してある実態の差分はいったい何なのでしょうか?

それが一番大事だろう。


終わりなき人体汚染

チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポート('94.7)
チェルノブイリ原発事故から8年目、体内の放射能は潜伏期間を過ぎ、牙をむきはじめた。放射能は様々な形で子供たちに襲いかかる。さらに原発周辺地域を上空から取材する。­見えたのは、今後100年以上誰も住めない街や、ズタズタに取り壊された死の村の姿だった。広河隆一×櫻井よしこ



チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン('93.5)
チェルノブイリでは事故のあと病院から5万人のカルテが盗まれていた。追跡取材によって見つかったカルテはIAEAの発表を根底からくつがえす。IAEAによるチェルノブ­イリ安全宣言のカラクリを明かすレポート。広河隆一×櫻井よしこ


チェルノブイリ特集 第2回 子供に何が起きたか('93.5)
チェルノブイリでの病院の取材によって、子供たちが放射線の影響で次々と亡くなっている実態が明らかとなる。IAEAは「住民の健康被害は全くない」と発表したが、驚くべ­きことにそのIAEAの調査団長をつとめたのは広島の医学者であった。広河隆一×櫻井よしこ



チェルノブイリ特集 第3回 原発汚染 死の生活('93.5)  
事故後7年目、チェルノブイリ原発周辺の住民を取材する。事故以来、周辺地域ではずさんな検査体制がしかれ、人々は汚染された食品を食べ続けていた。経済的な理由から母と­子は避難できず、調査したすべての母乳から放射性物質が検出された。IAEAの安易な安全宣言が救援の動きに水をさし、事態を悪化させたのだった。広河隆一×櫻井よしこ



この差分はいったい何なのでしょうか?

あえて説明しないところに真実がある。


追記

逃げない判断をした人に「逃げろ」というのは、ある意味暴力だ。
また逃げた人たちに非難を浴びせることも、ある意味暴力である。

知っている人だけが知っているということであり、それによる被害状況の差分と補償の差分を「卑怯」「ずるい」と考えないほうがいいだろう。

何か含むところがあって当てが外れたなら、その責任は判断しなかった者自身である。


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